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October 24, 2005

TRYING A NEW GAME 4

 彼女はあたまがよかった。《レッド・アイ》に渡した20ドルが仇になったわけだ。でも、アソコにネタを隠しているか、知る必要があった。

《レッド》の奴、どうやって切り抜けるつもりだろう? 答えを知るのに長くはかからなかった。突然、暴行した。鼻をしたたかに殴った。そのまま喉をかき切らんばかりだった。彼女のドレスに血が飛び散った。ぼくの顔にも軽くかかった。

 彼女は口をあけ、叫ぼうとした。《レッド》はみぞおちを殴って窒息させた。彼女はぐにゃぐにゃになった。体を引っぱり、股を広げさせて手をやる。

 やがて、キスの音を鳴らしながら、手を取りだした。人差し指と中指のあいだに、キラキラした長いプラスチックのチューブ。腐った魚みたいに臭っていた。

 女はうめき声をあげ、両手で鼻を押さえていた。ネタをほどくと、現金がパンパンにつまった小袋。札束の真ん中に、セロファンでくるまれたヘロインがあった。

《レッド》は車を降り、女のほうのドアを開けた。舗道に引きずりだし、運転席にまわった。ペリーは逃げだした。かれが金を数えているあいだ、ぼくは鋭い目でチェックしていた。

 2000ドルずつ山分けすることになった。ヘロインは《レッド》が受け取った。女ディーラーは4400ドルも所持していた。ペリーとジャンキーの友人のために200ドル残した。

 さて、1週間後、ぼくたちは次の獲物に襲いかかった。だが、やるべきじゃなかった。そいつはマリファナの売人で盗品も売っていたんだけど。かなり金をもっていると思っていたんだ。運転手は使わなかった。車は使ったけど、《レッド》が運転していた。

 また車の中で「取り調べ」をした。後部座席に座らせて。ぼくは前。身分証をだせと言った。財布を渡してきたので、中を見たら数ドルしか入ってなかった。

 解放して、ゆっくりと後をつけていたら、2人の警官が乗ったパトカーとすれちがった。獲物はそれを見て、大声で叫んだ。連中は停車すると、ぼくと《レッド》を引きずりだした。で、蹴られ、ボコボコに殴られ、組み敷かれた。

 獲物は狡猾だった。その場で100ドルとられたと申告しやがった。4000ドルといわれても言い訳できない状況だった。

 警察は、ぼくらの所持金をみて、すべての強盗事件の犯人に仕立てあげようとした。毎週のように面通しが行われたけど、だれにも指さされなかった。ぼくらは、この獲物に対する強盗容疑のみで、逮捕された。

- つづく -

投稿者 Dada : October 24, 2005 06:00 PM