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October 07, 2005

IN A SEWER 1

 コカインをキメ、《スウィート》に電話すると、チルした考えが浮かんできた。

「いま、ぼくには、5人のホーがいる。悲惨なプレストンが《スウィート》に裏切られ、廃人にされた時と同じ数だ。もしかしたら、あの人はぼくを裏切り、女たちを盗もうとしてるのか? かれは、この場所も知っている。ぼくをハメることなんて、受話器を取るくらい簡単だ。《スウィート》は、ぼくを息子のように愛していると誓ったのに。
 この7年間、ストリートの荒波に揉まれたことで、ひとつ、わかったことがある。ピンプにとっては、ホーを手に入れることが、何よりも重要なんだ。ぼくが身を潜めているあいだ、女たちにこの頭が痛いシチュエーションを秘密にしておかなくては。《スウィート》が手をさしのべるチャンスを与えては駄目だ。かれにステイブルを操作されたらビッチだ。クリスをボトム・ビッチにしておいてよかった。
 マジで、このプレッシャーは頭蓋骨にネジを入れられてるみたいだ。《スウィート》は、ぼくを裏切らない。どんなホーよりもかれを大切な友人だと思わなくては。
 逃げまくって、どっかの街で店でもやろう。なんで連邦警察なんだよ。なんで州警察じゃないんだよ。ストリートでは一回しか逮捕されたことないのに。金を払ってゴマカしたのに。
 FBIってほんと、バカみたいに天才だから。やっぱりこの街にいて、人混みに紛れていよう。
 チビのビッチはホーなんだから。新しいピンプがあいつを殺すだろう。そうしたら、FBIの事務所まで行って、お尻にキスしてもらえばいいんだ。チビさえいなければ、目撃者がいないことになるんだから。
 州の外へ出稼ぎにいくとき、チビはいつもオフェーリアを連れていた。ぼくはチビに交通費を渡し、指示を出していたんだ。オフェーリアには何も言っていない。チビがオフェーリアを連れ回していたんだ。あの女は、本当はチビのビッチということなんだ。
 このネズミの巣にいればいい。さすがのFBIも、優秀なピンプが下水道みたいな場所にいるとは、思わないだろうから」

投稿者 Dada : October 7, 2005 06:30 PM