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May 18, 2005

SALTY TRIP WITH PEPPER 8

 窓越しに、彼女は大声で叫んでいる、「ダディ、ドアを開けてください、足がびしょ濡れです、それに、今夜はもう仕事にならないデス、アタシ、ちょっとヤバイみたい、警官に目をつけられてるみたい、コステロ。さっき、さっさとどっかへ消えないと、逮捕するって言われたの、ドアを開けて」

 けれども、《涙目のショーティー》は、冷血なゴリラだった。女を無視して、長いこと黙り込んでいた。猿みたいな顔はタイトにこわばっていた。しばらくして、女を雨に打たれるままにして、ちょっとだけ窓を開けてやった。女はそこへ鼻をつっこんできた。

 チラリとも見ず、彼は言った、「おめーは本当に間抜けなビッチだな。仕事にならないじゃなくて、仕事にするんだよ。おめーは娼婦なんだからさ。目をつけられてるって? コステロだと? 逮捕されりゃいーだろ。そのまえに、アイツだっておめーのマンコと取り引きしないと、おめーが売春婦だってことが、立証できないだろーが。阿呆か、このビビリのビッチが。おれがどんな思いで、このポケットお金でいっぱいにしてきたと思ってんだよ。さっさと行けよ。雨なんて気にすんな。雨粒と雨粒のあいだを歩けばいいんだよ、ビッチ!!!」

 そして窓を閉めた。

 くもったガラス越しにも、彼女が腹を立て酷い顔をしているのが見えた。顔をガラスにぴったりくっつけて覗き込んでいる、クスリのやりすぎで、ボロボロになった歯が目に入った。叫んでいる、「あんたは一人、女を失うのよ! 四人いたけどね、今はもう三人・・ショーティー、あたしは消えるからね!!!」

 彼は窓をいちばん下までさげ、雨の中に首を出して歩き去る女の後ろ姿を睨んでいる。完全にゴリラになっていた。

「ビッチ!!! おめーはおれと別れられないほうに賭けるぜ。おめーがやってたクスリの量からしてよー。この糞ビッチ、本当にいなくなったら探しだして、お尻の穴にナイフを刺す。ハラワタひきずりだす」

 ぼくは、こいつ、女を失ってやんの・・なんて思っていた。すると、彼はそれを読み取ったかのように、「あいつはどこにも行かねーよ・・見てみろ」

 そう言って、エンジンをかけた。ストリートがよく見渡せるよう、ワイパーを作動させた。彼女は、自分の持ち場に戻って、口笛を鳴らし、手を振って、通り過ぎる車を呼び止めている。

「おれの脅しが嘘じゃないって知ってるんだよ。朝にはたっぷり稼いでくれるだろうな。さて、若僧。ペッパーのことだ。おまえはあの女のこと、何にも知らないんだよ。刑務所から出てから、そんな経ってないしな。まあ、おまえのことは気に入ってるよ。だからさ、アドバイスがあるとすれば、最初に言ったことと同じだ、あの女のことは忘れろ。他のマンコさがせ」

投稿者 Dada : May 18, 2005 10:00 PM