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May 13, 2005

SALTY TRIP WITH PEPPER 4

 それまで、ぼくは基本的な間違いを犯していた。拳を使わず、チンコでビジネスしていたのだ。

 だが、ついに彼女を思いきり平手打ちしてしまった。まるで銃を撃ったかのような瞬間だった。ぞくぞくするような快感が体をつらぬいた。バットで殴りつけたらもっと気持ちよかったかもしれない。

 ビッチは襲いかかってくる黄色いコブラみたいにベッドから体をもたげると、ぼくの腰に腕を巻きつけて、鋭く尖った歯を腹に突き立てた。その痛みで、ぼくは動けなくなってしまった。

 うめきながら後ろ向きにベッドへ倒れた。股間へ血が流れだすのを感じたけれど、声を出すことも、動くこともできなくなってしまった。

 ペッパーは、本当にひねくれた変わった女だった。そのとき、彼女は息を荒げていたけれど、怒っているからじゃなかった。暴力と血を見たことで、また興奮しているんだ。

 今度は、優しくぼくを抱きよせて、羽毛みたいなタッチで、ぼくのお腹の傷口をぺろぺろと舐めはじめたんだ。そんなに優しいぺろぺろは初めてだったから、宇宙へ行ったみたいに気持ちよくなっちゃって。

 おかしなことに、痛みと快感が溶けあって、羽根のような舌先の動きに注ぎこまれて、さらに、どんどん気持ちよくなっていくんだ。

 だから、フロイドは正しいんだよ。他人に痛みを与えることに、快感を感じるヤツは、痛みを与えられても、気持ちよくなってしまうんだ。

 ペッパーの部屋を出ると、ぼくはゲッソリとやつれていた。まるで老人なんだ。曇り空みたいに疲れ、よぼよぼになって、チャリンコで家へ帰った。

 帰ってきて、鏡をのぞきこむと、死神がこちらを見ているんだ。吸血鬼みたいなビャッチは、ぼくの生気を吸い取ってるんだと本気で思ったよ。それに、コカインも絶対、体に良くないんだ。

 ペッパーは、ぼくよりレベルが上すぎるんだ。そして、エロすぎる。あの女をコントロールしないと。もしくは、別れないと。

 骸骨に、ぼくは固く誓った。その週のうちに、街でいちばんのピンプと云われている《涙のショーティー》を見つけると。あの55才のゴリラみたいなピンプと知り合って、ペッパーに鼻輪をつけてやる方法を教えてもらわないと、体とチンコがもたなくなっていた。

投稿者 Dada : May 13, 2005 06:00 PM