血統と名前のシャッフル

<リア充爆発>の夜をやり過ごした、
スピードワゴン財団の古川氏と私は、
今夕も、<ジョジョ>について話す。

<血が繋がっていない>とは、
どういうことだろう。

ようするに、あの人は必ず勝つ、
この人は必ず悪、という、フラグの
因果を、<血統>のシャッフルにより、
裏切ろうとした……?

というのが、私の意見。
なにしろ、第七部だし。

そう考へると、<ジョジョリオン>で、
<名前>が判らない、というのは、
可成りの効果を上げている……。

<血統>のシャッフルされた世界では、
かれは、未だ、善にも悪にも属さない。

<サンドマン>の様に、消えるかも。
それは、ないと思うが……。

だからこそ、第一巻の帽子屋で、
<吉良吉影>の名前が発せられた時、
われわれは、震撼するのである……。

だれだか判らない、主人公風の男が、
<吉良吉影>と呼ばれる、恐怖……!

第四部を見ていなくては、判らない。

けれども、その後、アパートで、
<吉良吉影>なる人物の猟奇性が、
アルバムで示されるため、見て無くても、
怖い人は、怖いだろう……。

<血統>&<名前>を、知ってゐても、
知ってゐなくても、怖い……。
荒木先生は、これを狙ってらっしゃる。

いや、これは、方法論上の問題に過ぎない。

<ジョジョ>という物語が要請してゐる、
<並行世界>へのいざないも、ある筈……。


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