FORGET ABOUT BIG BRO 2

 第二話 マンガになった少年

 そのときは会話しなかった。「何かヤバイやつがいるな〜」みたいなさ。格好はTシャツ着てるとか、シンプルな感じじゃないかな。あんまり覚えてない。当時さ、今よりもスケボーもってる人とか少なかったし、ツバキハウスみたいなところにスケボーもってくるって、ちょっと特殊な人だよね。「ストリート・カルチャーって、本当にあるんだ」みたいな感覚。

 で、なんで「スケートシング=目に力がある男」って判明したかというと、そのちょっとあとにさ、たぶん86年くらいだと思うんだけど、スタジオボイスでスケシンがマンガになってるんだ。彼が、下北沢でスケートボードやってるところが、マンガ化されてたわけ。その絵を見て、「あ、あいつだ!」ってわかったよ。同じ顔してるんだもん。「この少年は、ヴァイオレント・グラインドというところでバイトしてて・・」とか書いてあってさ。

 そのマンガを描いてたのが、岡崎京子さん。連載してたのかな。1ページだったよ。あの子も地元が下北でさ、ヴァイオレント・グラインドへ取材に行って、イラスト・ルポみたいな感じで。でもね、スケートシングって名前じゃなかったんじゃないかな。中村晋一郎だった気がする。だから「中村くん」て言っちゃうんだよね。でも、スケートシングって印刷してある名刺、もらったことありますよ。たしか《シーヴス》って事務所の名前が書いてあった。(赤田祐一・談)

One thought on “FORGET ABOUT BIG BRO 2”

  1. こんばんは。久しぶりにGHETTOを見たらだいぶページが変わっていてびっくりしました。
    なぜ久しぶりにGHETTOを思い出したかというと、以前GHETTO内でブログというか日記を書いていた人(誰か忘れた)が笹塚のM’Sカリーを押していたなぁと。それを見て自分もM’Sに食べに行ったのですが、最近店主がお亡くなりになったそうです。

    話は変わりますが、以前からGHETTOはフォローしていてNEW宇宙でシルクスクリーンなんかも買いました。

    ちなみにこのスタジオボイス持ってます。

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